JAFも後押し、災害時に寄付車を「無償貸し出し」

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は東日本大震災を機に生まれた災害時に寄付車で生活再建を支援する取り組みを始めた。地震や豪雨などで車が被災した場合、移動手段が制限され日常生活に戻る事が困難になる。JAFは地域の課題解決を起点に、新規顧客の開拓を狙う。(オルタナS編集長=池田 真隆)

「被災者は車なしで移動できるのか」

「きっかけは、東日本大震災の写真展を開いたことでした。車が被災して廃車を余儀なくされた被災者はどう生活したのか。写真を通して、そんな疑問が浮かびました」。こう話すのはJAF山梨支部推進課事業係の立川佑菜さんだ。立川さんは今年で入社8年目、東日本大震災が起きたときはまだJAFに入社していなかった若手社員だ。

被災現場で交通整理を行うJAFの「ロードサービス特別支援隊」
M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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キーワード: #SDGs

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