記事のポイント
- 花王とオアシスが、花王のESG取り組みを巡って泥沼の戦いを続けている
- 4月30日の臨時株主総会に向け、グラスルイス社はオアシス案に反対した
- もう一方の議決権行使助言会社であるISSはオアシス案に賛成で、意見が割れた
花王と投資会社のオアシス・マネジメントが、花王のESG取り組みを巡って泥沼の戦いを続けている。4月30日の臨時株主総会に向け、議決権行使助言会社大手のグラスルイス社はオアシス案に反対した。もう一方の議決権行使助言会社であるISSはオアシス案に賛成で、意見が割れた形だ。オアシス以外の大株主がどう動くのか、注目を集めそうだ。(オルタナ輪番編集長=北村佳代子)

議決権行使助言会社は、機関投資家などの顧客から対価を得て、顧客が株式を保有する上場会社の株主総会議案への議決権行使に際し「賛成」または「反対」の推奨を行う。米国ではISS(インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシズ)とグラスルイスの2社によるほぼ寡占状態にある。
議決権行使助言会社のISSは4月15日、オアシスの株主提案に賛成することを推奨するレポートを出した。これに対して花王は、ISSの推奨に対して異議を唱えた(オルタナオンラインで4月20日に記事)。
一方、4月20日には、議決権行使助言会社のグラスルイスが、オアシスの株主提案に対して「反対」を推奨したことが明らかになった。
■議決権行使助言会社の影響力は
■オアシス以外にも複数の機関投資家が大量保有する

