サステナビリティの社内浸透に欠かせない「解像度」とは

記事のポイント


1.サステナビリティの社内浸透を進めるには「解像度」が重要だ
2.社内浸透とは、従業員のサステナビリティ理解の促進でもある
3.どのように解像度を上げるのか


筆者らの研究によると、サステナビリティにおける社内浸透を進めるにあたり、最も重要な視点の一つとして「解像度」があると考えている。社内浸透とは、従業員のサステナビリティ理解の促進でもあるのだが、この理解を促すためにサステナビリティという概念の解像度を上げることによって、社内浸透が進む事例も多い。どのように解像度を上げるのか。(サステナビリティコンサルタント=安藤光展)

辞書によれば、解像度とは「ものごとを細かくとらえる度合い(三省堂国語辞典)」と定義されている。

サステナビリティの解像度を上げるために、サステナビリティという考え方自体は広義で抽象的な概念であるため、そのままでは従業員の深い理解が難しい。そのため、多くの従業員が理解できるよう、サステナビリティという概念をより詳細に分解し、言語化・明文化する必要がある。

サステナビリティの解像度を高め、それによって従業員の理解が進むことで、従業員自身のマインドセットとして以下のような状態が期待できる。

・「サステナビリティ」を自分なりに理解し他人に説明できる。
・所属部署で行うべき施策の「最初の一歩」を考案できる。
・社会課題解決に向け担当業務による貢献方法を理解している。
・自社事業を理解しサステナビリティ視点の必要性を理解できている。
・Why(なぜ行うのか)とHow(何をするのか)を関連づけられている。

では、サステナビリティの解像度を上げるための方法をいくつか紹介する。

■「環境に配慮する」という表現をやめる
■トヨタはマテリアリティをより具体的に
■社内浸透を前提に重要課題を特定しよう

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安藤 光展(サステナビリティ・コンサルタント)

専門は、サステナビリティ戦略、サステナビリティコミュニケーション。武蔵野大学非常勤講師/客員研究員。国内上場企業を中心に約20年間サステナビリティ経営支援を行う。著書は『サステナビリティ戦略の実装』(千倉書房)など多数。法政大学/客員研究員。サスコンサルティング合同会社/代表。1981年長野県中野市生まれ。

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