[Sustainablebrands.comから転載]
企業が競争優位になり、将来を考えたビジネスをするには、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に取り組むことが最善策の一つだが、今のところ進展はあまり見られていない。(翻訳:梅原洋陽)
国連グローバル・コンパクトが6月に発表したレポートによると、多くの企業がようやくそれぞれのサステナビリティ戦略をSDGsに合致させ始めたが、この取り組みに参加している9000の企業の3分の1は測定可能なゴールを未だ設けておらず、55%しか進捗を確認していないようだ。
また、サプライヤーの業務内容を定期的に観察している企業は30%以下とも伝えている。CSRヨーロッパとグローブスキャンが伝えているように、中間管理職の関与の低さがSDGsを達成する大きな妨げとなっているということを考えると、この数字は驚くことではないのかもしれない。