和菓子の老舗、たねやが140年以上にわたり、いかにして地域と共存しつつ、「近江商人」の精神を継承し、繁栄を続けてきたのか。危機に直面した時に、どのようにして乗り越えたか。
時代とともに、その姿と提供商品を変えつつ、たねやという一地域企業から、全国区の有名ブランドへと発展していった背景には何があるか。しなやかで強い（＝レジリエントな）この会社のストーリーを紐解きつつ、企業のこれからの在り方を探求します。
とき： 2015年4月8日（水） 15:00-17:00 （14:30開場）
ところ： ポート株式会社セミナールーム
新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー12F
パネリスト： 山本 昌仁（株式会社たねや四代目社長）
ピーター D. ピーダーセン（『レジリエント・カンパニー』著者）
司会： 森 摂（オルタナ編集長）
■参加費： 4500円
※ 参加者全員に『レジリエント・カンパニー』を一冊贈呈いたします
※ 受講料は、開催日前日までに、下記にお振込みください
三菱東京UFJ銀行 渋谷明治通支店（普）3985859 株式会社オルタナ
主催： 株式会社オルタナ
後援： 東洋経済新報社
＜プログラム＞
15:00 オープニング
森編集長による二人の対談者の紹介と本セミナーの趣旨
15:10 『レジリエント・カンパニー』の原則と行動
ピーター D. ピーダーセンによる「日本企業」への問題提起
しなやかで強い企業の3つの特徴と7つの行動とは
15:35 たねやの物語―地域とともに歩んできた道のりと新たな挑戦
山本昌仁社長がたねやの歴史を振り返りつつ「危機を乗り越える心得」、「しなやかに変わり続けるための行動」、そしてたねやの新たな挑戦「ラ・コリーナ近江八幡」の創設について、現地のビジュアル要素をふんだんに盛り込みつつ紹介する。
16:00 対談来場者とのセッション（司会： 森 摂）
「21世紀に生き残れる中堅企業の条件とは」
山本昌仁社長 × ピーター D. ピーダーセン
16:50 最後に
山本昌仁社長とピーター D. ピーダーセンがともに始めようとしている「地域発の次世代リーダーのグローバル・ネットワークNELIS」の紹介
17:00 終了
＜講師紹介＞
山本 昌仁氏： たねやグループCEO 。1969年、滋賀県近江八幡市生まれ。16歳から10年間、和菓子作りの修行を重ねる。1990年３月、たねや入社。1994年５月。名誉総裁・寛仁親王が審査をする第22回全国菓子大博覧会で、工芸菓子「長閑（のどか）なるかな」を出品、最高賞「名誉総裁工芸文化賞」を最年少で受賞。2011年３月、株式会社たねや代表取締役社長に就任。2013年４月、たねやグループCEOに就任。滋賀経済同友会副代表幹事。近江八万商工会議所副会頭。たねやグループは全国に41店舗を展開。売上高は201億円（2013年度）全従業員数1800人。
ピーター D. ピーダーセン氏： 1967年デンマーク生まれ。日本在住二十余年。リーダーシップ・アカデミーTACL代表、㈱イースクエア共同創業者。社団法人NELIS－次世代リーダーのグローバル・ネットワーク協働代表。コペンハーゲン大学文化人類学部卒業後、国際シンポジウムの企画・運営に従事。ピーター・ドラッカー、アルヴィン・トフラー、マーガレット・サッチャー、ヘンリー・キッシンジャーなど海外の著名人の来日イベントを実現させる。2000～01年、東京MXテレビ初の外国人キャスターとして、夜のメインニュースを担当。また、2000年、環境・CSRコンサルティングを手掛ける㈱イースクエアを三菱電機アメリカ元会長の木内孝とともに設立。数百にわたるプロジェクトやコンサルティング案件に携わり、志ある経営者との協業とネットワークづくりにも取り組む。現在は「企業と社会の協創」と「日本の将来的な社会デザイン」をテーマに講演、研修、執筆活動を行なう。主な著書に『LOHASに暮らす』（ビジネス社）、「第５の競争軸」（朝日新聞出版）など。
森 摂： 株式会社オルタナ代表取締役社長・編集長。1960年、大阪市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。 流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年９月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『ブランドのDNA』（日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年10月）など。訳書に、パタゴニア創業者イヴォン・シュイナードの経営論「社員をサーフィンに行かせよう」（東洋経済新報社、2007年3 月）がある。一般社団法人グリーン経営者フォーラム代表理事。特定非営利活動法人在外ジャーナリスト協会理事長。
