インドの伝統健康法ヨガの教えにのっとったライフスタイルを体験できるユニークなリゾートホテル「スワスワラ」がウエルネス志向の西洋人の隠れたオアシスになっている。（取材・文 在パリ＝菊地広子）
インドの代表的なリゾート地ゴアから車で約３時間の静かな海岸に面した「スワスワラ」（現地の言語でマイペースの意味）は、エコロジーとローカルコミュニティーへの貢献をいち早くうたって成功した南インドのリゾートホテルグループ「CGH Earth（クリーン・グリーン・ヘルシー・アース）グループ」のフラグシップだ。
外国人向けの高級アシュラム（インドのヨガ道場の意味）というコンセプトで、ヨガとめい想に理想的な自然条件（海、森林、山・丘）に囲まれた静かな環境で「自分自身と出会うバカンスライフ」を提案している。
インドのめい想聖音である「OM」のサンスクリット文字のかたちの景勝海岸「オームビーチ」に面した丘にあるバカンス村は、自然景観に融合していて、ビーチへのアクセスも竹棒の仕切りだけなので、リュックサックの若い旅行客と地元住民だけの静かなパブリックビーチからは高級ホテルがあることに気が付かない。
