記事のポイント
- 欧州31カ国中13カ国で、8月のEV販売がパワートレイン別で最多となった
- 欧州31カ国全体のEVシェアは29.2%で、前年同月から9.0ポイント上昇した
- ガソリン価格の上昇やドイツなどでの購入支援策もEV市場の追い風となっている
欧州自動車工業会(ACEA)が9月24日に公表した2026年8月の新車登録データによると、欧州31カ国のうち13カ国で電気自動車(EV=BEV)の登録台数が、パワートレイン別で最多となった。6月時点の10カ国から3カ国増えた。欧州31カ国全体のEV新規登録台数は前年同月比52.2%増の24万3207台で、市場に占めるシェアは29.2%まで拡大した。各国のEV購入支援策やガソリン価格の上昇もEV市場の追い風となっている。(オルタナ副編集長=京正裕之)

データ集計の対象は、欧州連合(EU)の加盟27カ国に、英国、ノルウェー、アイスランド、スイスを加えた31カ国。8月の全パワートレインの新車登録台数は前年同月比5.3%増の83万2637台だった。EVのシェアは前年同月の20.2%から9.0ポイント上昇した。
オルタナがACEAの国別データを集計したところ、EVがパワートレイン別で最多となったのは、▽ドイツ▽オーストリア▽ベルギー▽デンマーク▽フィンランド▽アイルランド▽ルクセンブルク▽マルタ▽オランダ▽ポルトガル▽スウェーデン▽アイスランド▽ノルウェー――の13カ国だった。

EV比率が最も高かったのはノルウェーの98.7%で、デンマーク(85.9%)、アイスランド(78.2%)、フィンランド(51.6%)が続いた。
台数では欧州最大市場のドイツが6万8930台で最多だった。EVの市場シェアは32.4%で、ハイブリッド車(HV)の27.8%、ガソリン車の16.7%を上回った。
一方、第2市場のフランスではEVが3万6159台(シェア38.3%)となり、HVが3万6245台(38.4%)で、僅差でEVを上回り最多となった。
ACEAの統計では、HVの中にマイルドハイブリッド車(MHV)も含まれている。
■ガソリン高と購入支援もEVの追い風に
■欧州全体ではHV販売が最多、EVは2位
■中国系が急伸、日系は日産など前年割れ
世界各地のEV市場の最新動向を比較して確認できます。

