BMW・ピレリ、ゴムをアグロフォレストリーで生産へ

3年計画には、地元民への栽培指導、女性への持続可能なゴム管理と生態系保護についての指導、地元民による動物保護、ドローンなどのテクノロジーを使った森林管理が含まれる。2700ヘクタールは森林破壊ゼロ区域として管理する。栽培組合を作り、栽培からゴム製造までトレーサビリティを文書化することも計画の柱だ。

ピレリは2021年6月、森林認証制度のFSCマークを得たタイヤを世界で初めて製造すると発表した。この製品はBMWの新型X5プラグインハイブリッドに使われる。ハラパンでの持続可能なゴムの生産は両社の協力体制の一環といえる。

hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

執筆記事一覧

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..