高市政権「重点17分野」に370兆円投資、「勝ち筋」はどこに

記事のポイント


  1. 高市政権は「戦略17分野」に対し、官民370兆円超を投じる計画を示した
  2. 17分野とは、AI・半導体、先端医療、、重要鉱物、エネ安全保障、GXなどだ
  3. 政府が力を入れるこの分野に、企業はどのように「勝ち筋」を見出せるか

高市政権はこのほど、AI・半導体から海洋までの「戦略17分野」に対し、2040年度までに官民で370兆円超を投じる計画を示した。防衛産業や防災・国土強靱化といった「守り」の分野と、量子や核融合といった「攻め」の分野が同じ土俵に並ぶ、かつてない規模の産業政策だ。政府が重視するこの17分野に対して、企業はどのように「勝ち筋」を見出せるか。(オルタナ総研所長=町井則雄)

高市政権は6月24日、経済財政諮問会議・日本成長戦略会議の合同会議で「戦略17分野」に対し、2040年度までに官民で370兆円超を投じる計画を示した。この「戦略17分野」は7月に閣議決定した「骨太の方針」の柱でもある。

この構想について、3つの視点から考えてみたい。

第一に、経済安全保障と成長戦略が一体化した産業政策の姿である。従来、経済安保は「守り」、成長戦略は「攻め」と、別物として語られることが多かった。

しかし今回の17分野は、この二つを関連させた。中でも資源・エネルギー安全保障・GXや重要鉱物、創薬・先端医療といった分野は、気候変動対応やサプライチェーンの強靭化という、サステナビリティの本丸にも直結する領域となっている。

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町井 則雄(オルタナ総研所長)

株式会社シンカ 代表取締役社長/一般財団法人 22世紀に残すもの 理事長/ 株式会社オルタナ オルタナ総研所長/岩手町政策アドバイザー など 1993年日本財団に入会。「日本財団図書館」・「日本財団公益コミュニティサイト『CANPAN(カンパン)』」の企画・開発を行うと共に、企業のCSRの取り組みを可視化するデータベース「CANPAN CSRプラス」の企画・開発に携わる。「世界を変えるデザイン展」、「未来を変えるデザイン展」の企画・総合プロデューサー。日本財団を2016年9月に退職、企業の社会課題解決型ビジネス創出のサポートやCSR支援を行うため株式会社sinKA(シンカ)を立ち上げ、現在に至る。経産省 地域新成長産業創出促進事業審査委員、内閣府「新しい公共推進会議」情報開示・発信基盤に関するワーキング・グループ委員、G4マルチステークホルダー委員会委員、CSR検定委員会 委員等を歴任。著書(共著) 「CSR検定テキスト」 、「企業と震災(木楽舎刊)」 など。

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キーワード: #GX

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