間違いだらけの自転車選び(44)山本修二(自転車ジャーナリスト)
記事のポイント
- MTBパーツで構成したドロップバーバイク
- 100mmサスペンションが生み出す高いトレイル走破性
- クロモリフレームで長く楽しめる1台

今回の自転車 KONA/LBF
LBFは、MTBカルチャーが根付く北米・太平洋岸北西部のトレイルとグラベルで走るために生まれた。ドロップハンドル仕様でありながら、100mmストロークのフロントサスペンションの搭載を前提としたフレーム設計や、トレイルでも高い操作性能を発揮するパーツ群をセレクト。高度な走破性に仕上げている。フレームは、クロモリスチール製。タイヤサイズは、29×2.4インチ。SRAM/エイペックスの1×12段変速システムを搭載。ブレーキはSRAM/G2油圧ディスク。価格44万4400円(税込)
エイ アンド エフ https://www.konaworld.jp/
■トレイルにおける妥協なき走りを追求

2026年3月、ひときわ異彩を放つグラベルバイクが登場した。それがKONA/LBFだ。カテゴリーは、フロントサスペンションが搭載されたグラベルバイクとあるが、限りなくMTBに近いスペックで構成されている。ドロップハンドルのバイクで、ハイスピードにトレイルを攻める、ハードコアな走りを楽しむための1台だ。

これまでにもフロントサスペンションを搭載したグラベルバイクや、MTBにドロップハンドルを装着したモデルは市場に存在していた。しかしLBFは、妥協することなく、ライダーの高い要求に応える設計とパーツ構成で組み上げられている。

フロントサスペンションは、100㎜ストロークのロックショックス/SID 3P。これはMTBのクロスカントリー・レースでも使われる人気モデルで、35mm径の太いインナーチューブを採用して高い剛性を引き出している。100mmというストロークは、トレイルを走るには十分な性能を確保しながら、軽快な操作性も狙った設定といえる。さらにこのサスペンションには、路面の状況や走行シーンに応じて、オープン、ペダル、ロックの3段階に硬さを切り替えられる機能もある。

