川邊健太郎・ZHD代表取締役社長Co-CEOは「これまで両社それぞれが防災に取り組んできたが、テクノロジーの力を生かして、もっと強化できると考えている」と話し、災害発生時の避難情報から緊急支援、復旧・復興支援まで一貫した防災サービスの展開について説明した。
「一人ひとりに最適な情報を発信し、将来的には安全な避難経路をナビゲーションするような機能も実装したい。同じ市区町村に住んでいても、今いる場所によって伝えるべき情報は異なってくる。緊急支援や復興支援のフェーズにおいては、支援のマッチングの最適化も進めたい。Yahoo!やLINEなど普段使っているサービスのなかに、防災のサービスを取り込むことで、より効果を発揮できると考えている」(川邊・ZHD社長Co-CEO)
加えて、社会的な取り組みとして、LINEヘルスケア社が提供する「LINEドクター」を起点に、遠隔医療サービスにも力を入れ、オンライン診療だけではなく、オンライン服薬指導や薬の配送まで手掛けるという。
川邊・ZHD社長Co-CEOは「ダイヤモンド・プリンセス号の乗船者の健康相談に乗るなど、コロナ禍でLINEドクターが活躍したように、LINEは社会課題を解決する突破力がある。ZHDとして日本を『課題先進国』から『課題解決先進国』にアップデートしていきたい」と語った。
新生ZHDの誕生を記念して公開された「課題解決ボックス」では、ユーザーの課題やサービス・機能をインターネット上で広く募り、事業に生かしていくという。