9月欧州EV販売、フランスで初のシェア40%超え: ドイツ35%・英国28%に

記事のポイント


  1. フランスの9月EV比率は41.7%となり、初めて40%台に乗った
  2. ドイツは34.5%、英国は28.3%、欧州31カ国全体では30.5%に
  3. EVが最大の動力源となった国は15カ国、HVの11カ国を上回り最多に

欧州自動車工業会(ACEA)が10月22日に公表した2026年9月の新車登録データで、フランスの電気自動車(EV=BEV)の登録台数が前年同月比2.1倍の6万5243台となった。乗用車市場に占めるEV比率は41.7%で、初めて40%台に乗った。ドイツも34.5%、英国は28.3%まで上昇した。EUに英国などを加えた欧州31カ国のEV比率は30.5%となった。さらに国別では31カ国中15カ国でEVが最大の動力源となり、ハイブリッド車(HV)の11カ国を上回った。(オルタナ副編集長=京正裕之)

フランスで急拡大するEV市場を底上げしているルノーのコンパクトEV「ルノー・トゥインゴ」

フランスの9月の新車登録(乗用車)台数は前年同月比11.6%増の15万6629台。このうちEVは6万5243台で、ハイブリッド車(HV)の5万7248台を上回り、動力源別でも最多となった。

フランスの電動モビリティ業界団体Avere-Franceは、EV市場が拡大している背景について、EVの経済的な魅力が高まっていることに加え、7月に再開した「ソーシャルリース」の納車が需要を押し上げていると分析している。ソーシャルリースは、一定の所得・通勤条件を満たす世帯がEVを月200ユーロ(約3万5300円)以下で利用できる制度だ。

Avere-Franceによると、9月のEVモデル別登録台数のトップ5は、テスラ「モデルY」(8184台)、ルノーのコンパクトEV「ルノー5」(5266台)、同「ルノー・トゥインゴ」(5005台)、フランスのプジョーのコンパクトEV「208」(3278台)、ルノーのSUV型EV「セニック」(2742台)だった。上位5車種のうち3車種をルノーが占めた。Avere-Franceは、欧州では低価格に入る「トゥインゴ」(1万9490ユーロから)が好調で市場を押し上げているとしている。

ドイツではEV登録台数が前年同月比94.7%増の8万8599台となった。新車全体に占める割合は34.5%で、HVの27.7%、ガソリン車の17.4%を上回った。英国はEVが36.3%増の9万9201台で、シェアは28.3%だった。英国ではHVが34.3%で最大だった。

■31カ国中15カ国でEVが最大、HVの11カ国を上回る
■ガソリン、ディーゼル車は20%以上減少
■1~9月のEV登録255万台、シェアは24%

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hkyosho@alterna.co.jp

京正裕之 (オルタナ副編集長)

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キーワード: #EV#脱炭素

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