■ ニューノーマルとSDGsスーパーシティ
新型コロナウイルスで経済が大幅に減速した最中に、この法律が成立したのは、ニューノーマルに求められるテレワーク、遠隔医療、自動運転、ウェブ教育などでピンチをチャンスに変える絶好のタイミングにマッチします。思い返せば2年がかりで特区法案がようやく成立したのでした。
この構想を理解した、感度の良い自治体等はすでに手を上げており、現在55団体からアイデアが出ています。すでに先陣争いが始まっているわけです。多くのSDGs企業も高い関心を示しています。企業がバーチャルの展示ブースで常時SNS上に出展し自治体と事業者の間の橋渡しを目的とする「オープンラボ」の登録企業等は110(令和2年6月1日時点)に上ります。
このように政府の最新の動きに SDGs が絡んでくることが多いので、自治体や企業はSDGs を理解しないことには、政策への参画や事業への参画がかないません。また SDGs を理解している組織とそうではない組織では大きく差がついていきます。このように差がつくのが SDGs の「怖い」ところなのです。