記事のポイント
- 「EVはエコじゃない」という言説がインターネットを中心によく見かける
- オルタナ論説委員の財部明郎氏はこの言説には「間違った7つの知識がある」と指摘する
- EV化を「実現しない」と信じていると「時代に取り残されることになる」
「EVはエコじゃない」――インターネットを中心にこんな言説をよく見かける。しかしそれらの言説は、事実ではないことや、すでに時代遅れとなった「常識」を根拠にしたものが多い。オルタナ客員論説委員で技術士の財部明郎(たからべ・あきら)氏はEVにまつわる7つの間違いを指摘するとともに、いつまでも「EVは実現しない」と信じていると、「それは時代に取り残されることになる」と警鐘を鳴らす。
「米国のLawrence Berkeley National Laboratoryなどが試算した日本の電源構成予想だが、2035年に火力発電が占める割合はわずか10%にまで下がる。残りは原子力20%。そのほかは全て再エネ。いずれも発電時にCO2を排出しない電源だ。」とサラッと書いておられますが、その原子力発電はCO2を発生させないものの、放射性廃棄物という地層が複雑な地震国の日本で最終処分が困難な物質を発生させるのではないでしょうか?注目の核融合炉にしても数百年放射能を発生させ続く放射性廃棄物発生するようです。
個人的には日本は原発ではなく、火山国日本では潤沢に存在する地熱の利用と、黒潮・親潮等の海流に囲まれる日本列島ならではの潮流発電技術の開発とを積極的に進めるべきであろうと考えています。