1-9月アジアEV市場: インドやベトナムなどで国産メーカーがシェア1位に

記事のポイント


  1. 1~9月のアジア主要7カ国のEV販売台数が軒並み倍増した
  2. インドやベトナム、日本などでは国産メーカーがEV市場で首位となった
  3. 一方、中国メーカーはEV輸出を拡大し内需不振を補っている

2026年1~9月のアジア主要7カ国(中国、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、インド、日本)の電気自動車(EV=BEV)市場は、中国を除いて前年同期比で大幅に拡大した。とりわけ、インドはタタ・モーターズ、ベトナムはビンファスト、マレーシアはプロトン、日本では日産自動車が首位に立ち、国産メーカーの躍進が目立った。中国では国内市場が伸び悩む一方、EV輸出は拡大しており、アジア各国で中国勢と国産メーカーが競い合う構図が鮮明になってきた。(オルタナ副編集長=京正裕之)

■アジアEV市場、各国で販売比率が上昇

オルタナが各国の自動車団体や当局の販売・登録台数のデータを収集・分析した。

1~9月のEV販売は、インドが前年同期比2.5倍の24万4800台で伸び率が最大だった。次いで、日本が2.2倍(9万7200台)、インドネシアが2.1倍(11万7800台)、となった。このほか、マレーシアも98.8%増(5万3500台)、タイは93.7%増(16万8700台)、ベトナムは75.6%増(18万1600台)と大きく伸びた。

中国は国内EV販売台数が604万8000台と断トツだが、伸び率は0.6%減とマイナスとなった。

EVが新車市場に占める比率は、ベトナムが41.5%、中国が40.1%、タイが30.4%、インドネシアが17.3%となった。インドも6.1%まで上昇し、日本が3.3%で最低だった。

一方、急拡大するアジアのEV市場では、中国メーカーだけが独占しているわけではない。インドではタタ、ベトナムではビンファスト、マレーシアではプロトン、日本では日産がそれぞれEV市場で1位となり、存在感を示している。

一方、国産メーカーが育っていないタイやインドネシアでは中国系ブランドが上位を占める。中国メーカーは国内販売こそ振るわないが、輸出を急速に拡大しており、アジアのEV競争は中国勢と各国の国産メーカーがそれぞれの強みを競う構図になってきた。


■ビンファスト、インドでも商用需要を取り込む
■ベトナム、9月EV販売比率は44%
■マレーシア、地場プロトンがBYDの約5倍に
■タイ、9月もEV比率3割超
■インドネシア、EV比率は2割台に
■中国、国内伸び悩みもEV輸出は急増
■日本、1~9月は日産が首位

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hkyosho@alterna.co.jp

京正裕之 (オルタナ副編集長)

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キーワード: #EV#脱炭素

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